非行は血祭り!?
「彦八まつり」をワープロで入力しようとしたら、「非子は血祭り」になっちゃいます(笑)。
ハイ、今日と明日の2日間は、大阪・生国魂神社で上方落語協会のファン感謝祭
「彦八まつり」が開催されておりますですよ!
昨年は「ちりとてちん」の番宣ということで貫地谷しーちゃん*1が来たんですが、
わたくしは見に行かなかったのです。今となっては一生の後悔です。
今年は取り立てて特別のゲストはありません。その代わりといっては何ですが、
土曜昼席「笑福亭小つる改め枝鶴襲名プレ公演」
土曜夕席「桂小米朝改め米團治襲名プレ公演」
日曜昼席「桂春菜改め春蝶襲名プレ公演」
日曜夕席「桂つく枝改め文三襲名プレ公演」
上方落語四天王のそれぞれの一門から、今年〜再来年に続々と襲名披露公演が行なわれるのに先立って、
この彦八まつりで一気にプレ公演をしてみようというのが今年の目玉。
もちろん落語会には一門の他の噺家さんも参加して、
コアな落語ファンにはたまらない企画となりました。
境内に建てられている大阪落語の祖・米沢彦八の記念碑。
この建立をキッカケとして、彦八まつりがスタートしました。
境内には噺家さんたちの出す屋台がギッシリ。どれもこれも賑わってます。
彦八まつり最大の名物といってもよい?文枝茶屋の焼きうどん。
細めのうどんを鉄板で炒めて醤油をかけ、そこに半熟の目玉焼きを乗せる、
以上(笑)。
これが桂文枝師匠(写真が奥に飾られています)の一門の思い出の味なのです。
坊枝さんと枝女太さんがせっせと焼いてらっしゃる前で、
ぽんぽ娘ちゃんが一瞬で彼女と判る大声で客寄せしておりました。
とあるブースに人だかりができていたので何事かと思ってみたら、
笑福亭仁鶴師匠がご自分のブースにやってきてせっせとサイン書いてはりました。
自分とこのテントに来るだけで大盛況!大御所は違いますなあ。
ちなみに、ねじり鉢巻きなのは上方落語協会の草野球チーム・モッチャリーズの、
仁福プレーイングマネージャーであります。今日はさすがに試合ないのね。
桂きん枝師匠の焼きそば&フランクフルトのブースに行ってみると、そこには・・・
あらら、新喜劇の島田一の介師匠ですやん。
噺家じゃないのにこんなとこで商売してたら、ダメよダメよダメなのよ!(笑)
しかしさすがはきん枝師匠の大らかさというか、人望というかがわかりますね。
元祖・上方落語のアイドル!?桂あやめ師匠のブース。
落語ファンならご存じ「青菜」をアテに「柳蔭」*2を一杯、というお店。
張り紙にさりげなく書かれている「奥やー」が笑えます。
テントの前には、さろめちゃんも出てきてゴソゴソ動いてましたけど、
噺家オーラなさ過ぎ(苦笑)。
ボランティアのオネーチャンと間違えそうになりましたがな。ぽんぽ娘ちゃんの絶叫を見習いなさい(笑)。
桂米朝一門のブースは射的。
そのお店の前で、小米朝さんが記念撮影の対応に追われていました。
すぐ後に自分の高座を控えてるというのに、本当に大忙しです。
しかし血統のええのと、男前は得やねえ(笑)。
ご自分のブースを出してらっしゃったのは噺家さんだけではありませんで。
「らくごのご」を見てらっしゃった方には懐かしい、寄席文字の橘右佐喜(うさぎ)さん。
大好評の寄席文字実演即売会です。後ろに飾ってるような感じのもので2500円。
落語ファンにはお値打ち品ですが、残念ながら落語知らない人に贈っても値打ちがない(笑)。
だから大きく一文字で「聖」と書いて、真ん中に囲みで「常滑」としてもらって、
今度どこかで渡しても面白いなあと一瞬思いましたが、ヤメました・・・。
林家染丸師匠のブースの横にある物置みたいなところ(笑)で、
お囃子の実演をされている山澤由江ねえさんと吉川絹代さん。
もの凄い長い時間演奏してはりました。あれはあれで体力勝負ですねえ。
もちろん、ちりとて効果で大いにバブリーになった福井県が、
このおまつりに目をつけないはずがございません!
しっかりと、若狭塗箸を売っておりました。
そしてその横では、ちりとての続編を願う署名活動が。
迷ったんですけど、わたくしは署名しませんでした。
もちろん続編を見たい気もあるけど、あのまま終わりという方がいいかも、と思って。
若狭だって、噺家やめちゃったことですしね。
野外ステージでは、素人演芸バトルが行われていました。
審査員に、今回の祭の実行委員長である笑福亭松喬師匠と、桂小春團治師匠、
そして飛び入り?の桂ざこば師匠。
いっぽう、境内の入り口では・・・
父・春蝶の名跡をを来年襲名する桂春菜さんがレギュラーパーソナリティーを勤めるラジオ生放送が開始。
今日は特別ヴァージョンということで、もちろん生国魂さんからの中継です。
周りにいた人の多くが、自分の持っているラジオをラジオ大阪に合わせて、
目の前の春菜さんとスタジオのアナウンサーのやり取りを聴く、という
ケッタイな光景が繰り広げられておりました。わたくしもその一人ですが。
中継のゲストとして呼ばれていたのは、現・上方落語のアイドル!?露の團姫(まるこ)ちゃん。
もう3年の年季が明けて、今やレギュラー番組を複数持つ売れっ子ですが、まだ21歳。
現在の上方落語界の最年少の座は継続中なのであります。
もう夕方までに、サインは40個ぐらいおねだりされたという人気ぶり。
「ボクまだ10個ぐらいやのに・・・」とガッカリする春菜さんなのでした(笑)。
まあそのほかにも、自分のブースの店の奥で旭堂南陵師匠と延々ダベッてる桂春之輔師匠とか、
客が来なくて、暇そうにヨーヨー釣りの店番をやってる笑福亭三喬師匠とか、
売り物の「マイ箸」を自分の鉢巻きに差して、正に「ぬの字兎」をこしらえてる林家染二さんとか、
まあいろんな噺家さんたちが忙しそうにしてたり、サボってたりしておられました。
あと、露の都師匠のお好み焼き屋台を焼いてるのが、
師匠の分身かと見まがうようなソックリのオバチャンたちでした(笑)。
師匠はその奥で占いハウスやったはりました。
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で、わたくしのお目当てはといえばもちろん、夕席の落語会。
(いや昼席は昼席で見たかったんですが、午前中はお仕事あったし)
開演5時、チケットの発売が3時ってことで、1時半には早くも行列が始まりまして、
わたくしもすぐそれに気付いて並びました。丸1時間半並んで、チケットゲッチュ!
というわけで、実はここから後の話が本題であるはずなんですが、
長くなっちゃったのでまた次回ということで・・・。