紅梅亭で笑点落語会!?

こないだ、うちのブログにですね、
「平成紅梅亭 終了」というキーワードで引っ掛けてこられた方がいらっしゃいまして、
正直、かなりあせっていたてっていでございます。


平成紅梅亭と言えば、今は亡き桂吉朝師匠が中心となって、
何とかして上方落語の専門番組を復活させようと東奔西走して立ち上げた番組。
「エブリ寄席」が終了した(と思われる)現在では、
ひょっとしたら民放地上波テレビでは唯一の落語番組ではないかと思われます。


それが終わってしまう!?
これだけ天満天神繁昌亭が繁昌して、上方落語が大人気になっているというのに?


・・・と思ったら、どうやら杞憂だったようです。
秋の平成紅梅亭、明日とあさって、2夜連続でオンエアですよ〜。


で、公式HPでラインナップを見てみますと・・・

9/30(火)深夜26:29〜

三遊亭白鳥
旭堂南湖
三遊亭小遊三
三遊亭好楽
桂ざこば


10/1(水)深夜26:20〜

笑福亭三喬
神田山陽
笑福亭鶴光
三遊亭楽太郎
桂小米朝

何じゃこりゃ(笑)。
小遊三師匠に好楽師匠、んで次期円楽襲名が決まっている楽太郎師匠。
おもっくそ笑点メンバーが上方に遠征して来てますやん!


わたくし生まれも育ちも大阪の天六、根っこから上方の人間にとって、
江戸落語ライバルであり、そして憧れでもあります。
絶対に江戸っ子の真似は、わたくしにはできませんのでね。
だから江戸落語の歯切れの良さとか、人情噺の独特の味わいなんかは、
悔しいけれどもとてもうらやましいところがあるんです。


今回はこの3師に加えて、前座の白鳥さんと講談の山陽師匠。
大阪ではお金を払っても滅多に見られるものではありませんから、
楽しみにしたいと思います。


もちろん、我らが上方落語も負けていませんよ!
特に楽しみなのは、id:turu-rakugoさんの「寝床」でしょうねえ。
旦さんの一喜一憂ぶりもさることながら、
義太夫語り会場に集まってきた店子や長屋連のやりとりが楽しみです。


三喬さんの新作落語、ザコビッチの酔っ払い噺も聴く価値十分。
南湖さんは、先年惜しまれつつ閉園した「さやま遊園」を題材にした講釈をかけられるそうで、これは必聴。


そして、大トリは小米朝としてほぼ最後の仕事となる高座です。
今週末には、京都南座でいよいよ「五代目米團治」の産声を上げます。
「親子茶屋」小米朝さんの十八番。
もう山ほど見させていただいたネタですが、今回もまたじっくり楽しませてもらいますよ!


そういうわけで、よみうりテレビが受信できる方。
明日とあさっては寝不足ですよ〜!
ビデオ録画でもいいから、見てね。