18きっぷで小松島競輪の旅(後)「12年前の悪夢再び?」

森且行がついにGIを優勝したようですね!

何と、毎日新聞の社会面にまで載ってましたよ写真つきで*1
オープンレースで7枠からの1着。
しかも地元開催なのに、他のメンバー7人は全員飯塚と山陽。
よっぽどエンジンとスタートが良くなけりゃ勝てないわけで、ホンマ、ようやりましたよね。
途中からお得意の!?タイヤバテが来てたらしいですけど。


関西ではスポーツ新聞に一切記事がなく、全く知名度のないオートレース
わたくしもライフワークである「全レース場旅打ち巡礼」の一環として訪問するだけで、
普段はなかなかチェックする機会もヒマもないわけですけど、
関西、というか大阪はもともと、ジャニーズ人気が高い地域柄ですからねえ。
森且行が頑張っている姿を大阪で見ることができないのは、ちょっともったいないような。


密かに、あの悪名高い遊休地・舞洲とか夢洲に、大阪市が胴元になって、
オールナイターのオートレース場作ったら面白いと、常々思ってるんですけどね。
基本的に無人島なわけですから、騒音対策も周辺住民対策も要りませんし。


何なら、かの有名なゴミ焼却工場の建物(写真)をそのままスタンドにしちゃいましょう。
本物の屑が集まるか人間の屑*2が集まるか、ちょっとの違いですやん(←おい!)
近々阪神電車の延伸する西九条から無料バス出せば、
難波からも来れますし、尼崎競艇客を夕方以降に回収もできますよ。ええことずくめやん。


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それはさておき。
小松島競輪への旅行記の続きです。
前編はこちら、中編はこちらからどうぞ。


小松島には観客を収容する施設が、4角側・ホーム・1角側に3つあります。
4角側の2階は特観・・・のはずが、残念ながら閉鎖中
そして1角側は平成11年に完成したという「サイクルシアター」なんですが、
2階にあるはずの売場はすべて閉鎖されていました。


ただ、こんな感じで観戦は可能ですよ。
カウンターがあって、バンクの向こうには海も見えます。
この日は雨で風情台無しでしたけど、晴れた日はかなり展望いいと思います。
もちろんレースは、晴れだろうと雨だろうと非常に見やすいアングル。
ここをちょっと改装すれば、今すぐ小ジャレたバーとして活用できそう。
とりあえず何か有効利用しないと、ホンマにハコモノ無駄行政でっせこの建物。


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ホームスタンド2階の売場にあったこの案内表示、いつからあるんでしょうか?

「機械車券」ってそんな言葉初耳です(笑)。意味不明!
車番連勝式と同時に導入されたマークシート発券機のことでしょうか、
それともひょっとしたらシングルユニット導入時の名残!?


思い起こせばわたくしが前回、小松島競輪場を訪れたのは1997年のこと。
南海電車和歌山港へ行き、今は亡き小松島行き南海フェリーに乗っての遠征でした。
このときは全国で唯一、車番連勝未導入の場でした。
そして何と言っても(当時未成年のwわたくしには)衝撃的だった、
銀紙シングルユニット車券!
もちろん口頭だった窓口で枠単4点買いしたら、車券が4枚出てきて目が点になりましたよ。
「ここ日本か?」って思いましたもん(笑)。


それから干支ひと回りいたしまして。
アクセスルートも、小松島競輪場の雰囲気もいろいろと変わりましたが、
前回と変わらないのが、「わたくしの車券が当たらない」というその一点・・・。
本当に徳島は競輪場も競艇場も相性が悪いなあ、香川とは大違いだなあ、と思いつつ、
とにかく1レースでも、何でもいいから的中させないと、
6時間半かけて大阪から来た労苦が水の泡になってしまう。
そんなあせりが、どんどんと忍び寄ってまいります。


カマ○ーやM高がスタンドに現れた8R、わたくしは本命勝負も3着が抜け。
11Rは2つのラインそれぞれのズブズブで勝負すると、
唯一買ってないラインのズブズブでドスジ万車券。藤野の先行は読めんわ〜。
いよいよ、2度目の訪問もノーホーラのまま、優勝戦を迎えることになりました。


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こうなりゃもう元返しでもいいから当てないと。
西宮甲子園ホームの人間として、本当ならば、
中村一将と田中弘章の即席コンビの折り返しで勝負したいのは山々なんですが・・・
泣きながら3連複で抜け目を押さえるというコジキっぷり(涙)。
3連単は田中の差し目のほうを200円ずつ、一将の残り目は100円ずつという侘しさ。



その結果、
東の若手がモガキ合ってくれた上を、一将の2角捲りが炸裂!
田中、食ってくれ〜!という私の叫びはむなしく、そのまま押し切ってしまいました。
3連複の259は1,980円、3連単の592は5,850円。
952だったら73倍を2枚持ってたんですけどねえ。


でもとりあえず贅沢なことは言ってられない状況です。
最後の最後、徳俵にまで追い詰められたところで、
小松島競輪場12年越しの巡礼達成〜!
トータル収支はわずかにマイナスでしたけど、とにかくホッとしましたよ。
たぶん今後しばらくは小松島、行かないと思います。正直、もうこりごり(笑)。


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勝戦と同時に、しとしと降っていた冷たい雨は止みました。
帰りも徒歩で、南小松島駅に戻ります。途中の道にこんなお店。

やっぱり一将の優勝記念写真はここの人に撮ってもらったんでしょうか?
(スタンドでの表彰式は一切行われず。そういうのも寂しいものですね。)


南小松島から鳴門行きのディーゼルカーに乗った競輪客は、わたくしだけでした。
最寄り駅から誰も帰らないレース場って初めてですよ・・・。
ほとんどの客は自家用車か、徳島行きの無料バスに乗って帰るんでしょうね。



徳島のキヨスクでお疲れ様セット(笑)を買い込みまして、鳴門まで列車移動。
鳴門駅から15分近く歩きまして、知る人ぞ知る無料モノレール「すろっぴー」に乗って*3
高速鳴門バス停からJRバスで淡路島を縦断し、舞子までショートカット(2,450円)。
舞子からまた青春18きっぷを使って、大阪駅には夜の8時過ぎに到着しました。早っ!
やっぱりバスは便利だなあ(爆)。早く家に帰ってもあんまり意味ないけど。


おしまい。

*1:本当はこういう記事をスポーツ面に載せてくれるとうれしいんですけどね。

*2:一般人がバクチ好きを褒めて言う表現。

*3:鳴門競艇場のすぐ近くです。高速バスで競艇場を訪問する人にはおなじみですよね。