18きっぷで小松島競輪の旅(前)「これも一種の大回り乗車?」

競艇は琵琶湖で新鋭王座が開催中。
そして今日から、小倉で競輪祭がスタート。
ひと昔前のわたくしだったら忙しくてどうにもならん身になるところですが、
最近はどっちもあんまり打つ気がせず、のんびり英気を養っております。


で、ちょっと気になったのが、地上波テレビ中継。
やっぱり琵琶湖のことですから、KBS京都とかびわ湖放送新鋭王座の中継?
サンテレビ競輪祭の中継をやったりするのかな?なんて思っておりましたら・・・


KBSが競輪祭で、サンテレビは住之江(笑)。
なんでやねん!
まあ、住之江選手権(スミセン)は住之江のタイトル戦の中でも伝統の一戦ですし、
サンテレビも最近は滅多に自社製作で競艇中継やれなくなってますから、
がんばって欲しいところではありますけどね。


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それはさておき。
首痛もものかは、先日の日曜日(18日)、余っていた青春18きっぷを消費する意味を兼ねまして、
大阪から徳島の小松島競輪に行ってまいりました。
小松島は12年ぐらい前に一度訪問歴がありますが、そのときは無念のノーホーラ。
ですので現在、大阪から最も近い未巡礼のレース場だったのです。


徳島って、大阪からならバスで移動するのが常識。
古い人なら、難波から南海電車で和歌山へ出て、そこから南海フェリーで徳島へというパターン。
バスなら3時間弱、南海なら最速で3時間半というところでしょうか。


とにかく海上を直線で結べば100kmあるかないかの両都市ですけど、
これを18きっぷを使うならば・・・
大阪→姫路→岡山→高松→徳島
という壮絶な遠回りをする必要が出てきます。


しかも、高松徳島間は非電化の単線
運が悪ければ列車の行き違いに大変な時間を取られる上に、
川徳島の県境では極端に鈍行列車の本数が減るというオマケ付き。
したがって、よっぽど好事家か、よっぽど18きっぷの消費に困ってる人(笑)でなければ、
大阪から徳島まで、鈍行列車で行こうという人はないわけでして。
まあわたくしは今回、後者だったわけですけど。


午前6時に大阪を発ったわたくし。
この時間帯はまだ新快速という便利なものはありませんので、快速に乗車。姫路まで1時間半。
ここで岡山行きに乗り換えて、岡山からはもちろん「マリンライナー」で四国へ。


この日は天気が悪かったので、あまりきれいな景色ではなかったですけど、
でも電車から鉄橋の橋桁越しに見る瀬戸内海というのもなかなかいいもんです。


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高徳線 人っ子ひとり 乗ってない」

これはわたくしがヤフーブログ時代にお世話になってた方の句でして、そのイメージがあったもんですから、
初めて乗ることになる高徳線の鈍行ってどんなんなのかな?とワクワクしながら、高松駅で乗り換え。
すると高徳線ホームに入っていたのは・・・


ををを、1両ワンマンかい!!
(この写真は途中の屋島駅で撮影したものです。)


そして意外なことに、超満員状態。ほとんどの客が学生でした。
日曜のこんな時間帯(午前10時ごろ)になぜ?と思いましたが、
今考えれば、あれはセンター試験の会場に向かう学生さんだったんですねえ。
みんな、高松からひと駅だけ乗って、降りて行きました。大学か何かあるのかな?


でも、そこから先もかなりの乗車率、というかほぼ満席。
満席、といってもしょせんは1両ですから、乗ってる数は知れてるわけですけど、
それでもけっこう意外でした。
しかし、時間が経ってやっと理由が判明。誰も途中の駅で降りへんやん・・・。
結局ほとんどの客が18きっぷやんか!(笑)
やっぱり、シーズンオフはほとんど誰も乗ってないんでしょうなあ、この路線。


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姫路駅2分、岡山7分、高松2分、徳島2分。
すばらしい乗り継ぎ時間ですよ今回は。すばらし過ぎてせわしないですけど。
高徳線の鈍行も、大きく時間をかけた行き違いは屋島駅での12分だけ。


さっきと同じ型のディーゼルカーに乗り換えまして、徳島からさらに南へ伸びる牟岐線へ。
こちらは徳島発車の時点で乗車は5人ぐらいでした(笑)。営業係数大変だろうなあこの路線。


20分ほど乗って、いよいよ目的地である南小松島駅に到着!
12時21分。大阪を出てから6時間半弱。
あの神がかり的な乗り継ぎの良さでもこれだけ掛かるのか〜。
直線距離を時間で割れば、チャリンコ並みのスピードでやってきた計算になりますね(笑)。
ここ、小松島市の中心の駅であるはずなんですが・・・




うーん、なかなかのサビレっぷりです(涙)。
駅舎の一部(写真右)はパン屋さんになっておりまして、見渡せる範囲で食料品を売ってるのはここだけ。
ひょっとすると、この地域の命綱なんでしょうか。


さて、競輪場へは新聞持ったジイサンの番手にマークすれば無事にたどり着ける、
という一般常識はここでは全く通用しません!
そりゃそうだ、南小松島で降りたの、わたくしと赤ちゃん連れのママだけやんか(笑)。
とりあえず、駅前にあった地図を頭にインプットして、
雨の中を傘も差さずに(忘れてきましたorz)テクテク。
しばらく歩いて、小松島市役所の前を通過しますと・・・


競輪場の入り口が見えてきました。
そのままさらに歩きまして、やっと入場門に到着。あとで気付きましたけどここは裏門のようですね。


後半につづく。



入場門の横手に掲げられていた横断幕です。
せっかくなんだからバンク内に飾ってあげましょうよ小松島の胴元さん。


しかし、目を閉じても・・・見えるかなああの実況?(笑)キャラは抜群ですけどね。