今日だけではありませんので園田競馬、どうぞまたお越し下さい

すいません、前回の更新から少し間が開きました。
前回JBCを含む4重賞の回顧をしたわけですが、
今回はまず、11月3日の園田競馬場の実績から。ソースはこちら

JBC競走発売成績について

11月3日に開催いたしました、JBCスプリント競走並びにJBCクラシック競走の発売成績は下記のとおりです。

平成20年度第14回園田競馬1日目
第9競走 第8回JBCスプリント(Jpn I) 592,878,200円(合計)
第10競走 第8回JBCクラシック(Jpn I) 911,550,500円(合計)
※1レースレコード  過去(H12.5.3 424,301,200円)←第1回兵庫チャンピオンシップ
本日累計(11レース)売得額 2,055,840,900円(合計)
※1日レコード    過去(H3.1.3 1,636,081,800円)←新春賞
本日入場者数(園田本場) 22,174人


ということで、無事に1レースの売上新記録・1日の売上新記録を達成しました!
全国発売やってるわけですから、レコードになるのは当然ですが、
兵庫県競馬組合事務局長のコメント(ソース同じ)によりますと、
当日の売上目標は17億円だったそうで、その目標を3億5千万円も超えたというのは、
今の不景気な世の中にあって驚異的な快挙といえそうです。
前日のJRA天皇賞が本命決着だったそうで、それも幸いしたんでしょうかね。


それにしても、17年前の新春賞(毎年1月3日に行われる重賞)の日に
16億売ってたという事実がすごいですなあ!
わたくしが園田競馬へ初めて行ったのが、その5年後・96年の1月3日。
当時はもちろんアラブだけのレース。新春賞を勝ったのは女傑・フェイトスターでした。
このときも場内はものすごいお客さんの数で、穴場は長蛇の列。
「締切0分前」が10分ぐらい続いていたのを覚えています。
バブルが弾け、震災があった後でこの活気だったわけですから、
91年の正月の活気たるや、推して知るべしですねえ。


で、今回のJBC、確かにものすごい数のお客さんでした。
パドックは見に行ける状態じゃなかったですし。
けれども発売窓口はと言いますと、意外にスムーズ
窓口数は昔と比べて、だいぶん減ったはずなのに・・・。
パドックのすぐ前の棟でも、横に回って有人窓口に行けば、
全く待たずに馬券が購入できるという快適なありさま。
ちょっと拍子抜けしました。


後で考えてみると・・・
12年前はマークカードなんてなかったんだ〜(笑)。
発売は単複と枠連複のみで、すべて口頭で買い目言うてたんですわ。
だから時間がかかって、長蛇の列ができてたんですなあ。納得。


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さて、さっき「ものすごい数のお客さん」とは書いたんですけど、
前述の組合事務局長のコメントによりますと、目標入場者数は2万5千人だったそうです。
つまり、本場入場者数については、目標を大幅に下回ったことになります。


大阪人というのはちょっと天邪鬼的なところがありまして(わたくしがその典型ですが)、
混雑するところにわざわざ行くのは面倒だ、という心理があります。
今回はその点、ウインズ難波や神戸でも発売していたり、
ネット投票の環境も整備されてきたりということで、本場来場を敬遠したかな?
という理由も付けられなくはないんですが・・・
基本的に本場主義を提唱しているわたくしにとっては、やっぱり気にかかる数字ではあります。


今回のJBC、園田競馬にとって最大の目的は「ドーンと一儲け」ではなく、
「リピーターを獲得する」ことにあったと思います。
JBCで健闘したアルドラゴンや、
楠賞・兵庫QCでインパクトあるレースをしたバンバンバンクキーポケットを筆頭に、
馬も人も最大限に園田のレースの面白さをアピールしてくれたと思いますが、
それを何人の人が「面白い!」と受け取ってくれたか、その点を考えてみますと、
もうあと3千人ぐらいに見に来て欲しかったなあという気持ちは残ってしまうところですね。


最終レースだった兵庫クイーンカップを実況した、
園田競馬の生き字引・吉田勝彦アナウンサーの祈りにも似たアピール
こちらの動画の1分30秒あたりからお聞きくださいませ。
吉田マニア?と思われる若者複数名が、歓声と拍手で応えていたのが印象的。

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そうなんですよね。兵庫県競馬の、本当の戦いはお祭りの翌日から
そのためには、もっと競馬組合、広報や場内整備に力を入れないと。
そしてできる限りレベルの高い馬を集めてきて、クオリティー高いレースをしてほしい。


今週、毎日新聞岩手版が、岩手競馬の現状の問題点についてのコラムを連載しています。
第1回第2回第3回第4回第5回
確かに地方競馬は賞金よりも手当が目当ての「サラリーマン馬」になりがちで、
着順はともかくコンスタントに走ってくれるのが馬主にとって「稼ぐ馬」。


ただ、昭和の時代ならばともかく、JRAが全国発売となって客の目が肥えてしまった現在、
ただ単に「バクチとして成立する」だけでは、客は集まってきてくれません
幸い、兵庫県競馬の騎手のレベルの高さは誰もが認めるところですから、
あとはとにかく、優秀な馬がどんどん出てきて欲しい。
そのためには、出走手当以上に賞金が魅力となるように。
少なくとも岩手のようにハコモノに銭を使ってあとはジリ貧、ということにだけは
ならないように願いたいと思います。


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わざわざ東京からお越しになったラリーズクラブさんと、
滋賀からお越しになった先輩の方とともに、帰りは徒歩で園田駅へ。
いつもなら走ってでも帰れるその道が、初詣の参道のように人で渋滞していました。
周辺住民にとっては迷惑なんでしょうけど、こういう日が年に何回もあったらいいなあ。


そのあとわれわれは梅田へ戻り、ボートピア梅田に程近い阪急東通り商店街の居酒屋で、
JLCで蒲郡のレースを見ながら一献、と思っていたんですが・・・
ボート中継やってた居酒屋、つぶれてる〜!
ショックorz
ということで、ラリーズさんの携帯で蒲郡の準優を見せていただくことになってしまいまして、
本当にいろいろご迷惑をおかけいたしました。


ちなみに、
ラリーズさんは基本的に競艇競馬
先輩の方は競馬競輪
そしてわたくしは競輪競艇
代わりに入った鳥料理屋で3人でテーブルを囲みながら、
いずれかの2人の間でだけ話が盛り上がって、交代で1人が会話からはじき出される
という、まあケッタイな呑み会(笑)でございました。
チャンチャン。