二度とこんなシーズンを送ってはならぬ

2日経って、ちょっとずつ頭の整理ができてきたかなあという感じです。
第2戦はチェンの立ち上がりをしっかりと攻略して逃げ切り。
第3戦は岩田と吉見が、お互い生涯最高のピッチングをして打線不発。
初戦の恥ずかしい内容にだけはならなかったことが救いですね。


球児で打たれたら悔いはない、とはよく言うけれど、
今回ばかりは悔いしか残らないです。
立浪にフォークを拾われ、森野への初球にフォークを暴投したことで、
焼豚にフルカウントまで持ってきたところで、フォークが投げられなかった。


結果論ではなく、あの場面は初球のきわどいコースを見極められた時点で、
勝負を避けて欲しかったです。
もっと相手の集中力の有無を探ってもらわないと。
暴投のとき、矢野が目の前のボールを見失ったことで、
その後の攻め方まで見失ってしまったような気がして仕方ありません。


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敗戦後のセレモニーで、多くのタイガースファンは感動したと言います。
しかし、負けて感激している場合じゃない。
正直言って、他の11球団のファンから見れば、
今年の阪神のシーズンは物笑いの種
勝てば世界一のファンだけど、負ければ鼻つまみ者。それがわれわれ阪神ファン*1
それぐらいの覚悟とプライドを持って応援している者にとって、
何が悔しいといって、これほど悔しくて辛いことはないのです。


退任会見でオカボンは「何か足りないところがある」と言い残しました。
何か、の答えは簡単です。1点を「搾取する」ということ。
スクイズという単語はもちろん英語の「squeeze」=「搾り取る」から来ていますが、
何も3塁ランナーをバントで還すことだけが「搾取」ではない。


タイムリーヒットが欠乏したときに、どうやって得点を搾り取ればいいか。
今シーズンの序盤ではその答えが出掛かっていたのに、夏場以降完全に忘れてしまいました。
もう一度、全コーチ全選手が真剣に意見を出し合って、考えないと。
もちろんその名の通りの「スクイズ」復活も選択肢の一つですがね。


来年の展望は、またスタッフが出揃った時点で。

*1:「勝っても負けても虎命」という言葉、わたくしは正直大嫌い