恥を知れ。

10/18(土) 大阪ドーム 
クライマックスシリーズ第1ステージ第1戦 対中日


中日  100 001 000  2
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阪神  000 000 000  0


勝 川上  S 岩瀬  負 安藤
HR 森野


今日は図らずも、タッキーさんからありがたくプラチナチケットのお誘いを受けて大阪ドームへ。
シーズン中、当日券が余ってるときによく観戦しているレフスタ上段のバックスクリーン寄り。
キャッチャーの配球やピッチャーの投球を見るにはここ以上に望めないという特等席で、
まさにプラチナチケットだと思ってたんだけど、
球場に入った瞬間、わたしゃ血の気が引いたよ。


スタンドが青い・・・。


ビジター席は左中間寄りに別に確保されてる。
なのに、バックスクリーンに近いエリアで、周りは中日ファンだらけ。
これまで甲子園や大阪ドームで野球を見てきて、
一度も経験したことのないこの雰囲気
なんで大阪にいるのに、オレがアウェー感を感じながら野球を見ないといかんの??


確かにわれわれは、大差をひっくり返されてセリーグの優勝を逃した。
ただし、セリーグのVなんて3年前も5年前も経験していること。
これはあくまでわたくし個人の考えだけど、今年本当に欲しいのは日本一なのだ。
セリーグの優勝は、2ndステージのフランチャイズ権と1勝のアドバンテージを得るための道具。
その権利を取れなかったからといって、モチヴェイションを落としてる場合ではない。


ところが、今日のレフスタの雰囲気は何よ。
試合開始前から、ペナントレースを捨ててこの日に賭けて来た落合中日の思う壺。
阪神ファンには既に厭戦気分が漂い、とてもホームで野球をやっている雰囲気ではない。
どうせ打てないとか、どうせ勝てないと思ってタイガースを見るのなら、球場に来ないで欲しい。
1試合負けたからといって呑んで忘れりゃいい、ペナントレースの前半じゃないんだから。


前後左右、ほぼ中日ファンで埋められてるような拷問的な席で、
オレは自慢じゃないけど誰よりもしっかりと阪神の応援をした。
しかし、その後に響いたのは、周りの中日ファンの歓声だけだった。
今岡が倒れて試合が終わったその瞬間に、オレは中日ファンを掻き分けて通路の外に出た。


はっきり言って、ホームゲームでこれほどの屈辱を受けたのは生まれて初めて。
悪いが、オレは恥を知っている。
こっちの地元で敵の喜ぶ姿なんて、0.1秒だって見たくない。
だから、せっかくチケットを取ってくださったタッキーさんに挨拶すらせず、帰った。
#すみませんでした。


タイガース打線よ。
お前らはいったい、恥を知っているのか?
今日野球を見に来ていた阪神ファンは、みんなが共同体として仲良く応援したとでも思ってるのか?
本来は黄色や縦縞で埋まるべきレフトの一般席で、
なぜか侵略してきた青い軍団にまみれて、必死に応援していた人間の心が分かっているのか?


なぜ得点圏にランナーがいると、打球の速さが半分以下になる?
なぜあれほどまでに内野フライの山を築ける?


頼む。お願いだ。
いいかげん、恥を知れ。