18きっぷ・松山競輪道中記(後)「カラスの道後温泉」

あっという間にオールスターも最終日になっちゃいました。
初日に残念な事故が起き、走るほうも売るほうも大変でしょうし、
買うほうも多少なりとも動揺があって、売上げのほうが心配なところです。


勝戦はまたもや東勢の独壇場になっちゃいそうですね。
一宮には申し訳ないですが、車券を買う気も起こらないメンバーです・・・。
無責任な予想をすると、佐藤がホームでカマシ有坂のVが第一感。
次いで3番手で切れないこと条件で新田、捲り追い込む山崎の順でしょうか。
小嶋はファン投票第1位の責任を、準決の奇跡の1着で果たしてしまった感じですが、
内ががら空きになって突っ込む展開が今節多いので、ヤマコウの2・3着は怖いですね。


内田慶の作新学院の先輩・神山が700勝を挙げたついでにここでタイトル獲っちゃえば
凄まじい奇跡ですが・・・さすがにないでしょうねえ。


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さて、前回から時間が経っちゃいましたが、
先週の日曜日、18きっぷで松山競輪へ行ったときのおはなし。
前回のエントリはこちらです。


肝腎の車券のほうですが、
これ3連単これの2車単を、それぞれ1枚ずつですが取れまして、
初訪問で無事に巡礼を達成できた上に、チョイ浮きで終わらすことができました。
最終レースは自分的にはかなり良い展開になって、
直線「日比野ぉ〜!」と叫んだんですけど、わずかに届きませんでした(笑)。


そういうわけで、新築のバンクとスタンドで、車券も取ることができて、
大変快適に打つことのできた松山競輪場だったんですが、問題が一つ
メシがロクなのありません。そして、競輪場の外にも何も店がな〜い!
そらそうよ。周り一帯、公園地帯ですからねえ。コンビニすら存在しない。
お腹がすいたし、お金があったので、1角スタンドの食堂で親子丼食いましたけど、
特にコメントできるものではありません(苦笑)。
なので、今後松山競輪場に訪問される方は、
前もって市内でお腹を膨らましてから乗り込まれることを推奨します。


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最終レース終了が16時20分過ぎ。
時刻表を調べると、松山発18時11分発の鈍行に乗らないと、その日のうちに高松に着きません。
1時間半あまり。駅付近でボケ〜っとするには時間がありすぎる。でも観光するには時間が足りない。


やっぱりねえ、松山にせっかく来たんだから、
道後の湯ぐらいには入りたいわけですよ。
わたしゃ昨日の夜、家を出る直前にシャワーを浴びたきりだし。
どうしましょうかとzevon先生に諮ったところ、「せっかくだから行ってみようか」ってことに。
とりあえず競輪場から無料バスに飛び乗って、終点の松山市駅へ。


それから路面電車に乗り換えまして、やってまいりました道後温泉



道後温泉駅前に「坊っちゃん列車」がありました。
普段はこの場所に展示されてますが、現役で稼動中。
一見、誰が見てもSLなのですが、実際はディーゼル機関車です(笑)。
そもそもこれ、製造されたのが21世紀ですので。


駅前から温泉に続くアーケードでは、坂の上の雲ドラマ化決定を祝う
のぼりや横断幕が多く見受けられました。
その影響でしょうか、商店街のスタジオジブリ専門店「どんぐり共和国」では、
当店限定という「坂の上のポニョ」グッズがバカ売れしていました!


・・・ウソです。




いよいよ道後温泉本館へ。
迷ってる時間なんか全くありません。お金払って、風呂へGO!


番台で、タオルと石鹸のセットが200円で売ってました。
阿漕やなあ・・・と思いつつ、石鹸持って来てないので買うことに。


急いで服を脱ぎまして、目の前に見えた浴室に入って一風呂。
う〜ん、白く濁ってるわけでも、硫黄の臭いがするわけでもなく、
見た目は極めて何の変哲もないお湯のようなのですが・・・。
でも昨日の夜から同じ服着っぱなしのわたくしにとっては、どんなお湯でも極楽極楽。


さっき買った石鹸を使おうかと思ったんですが、よく見たら洗い場にいっぱい使いさしの石鹸が。
買った石鹸、使いきれるわけもないのでそのまま捨てて出ちゃったんでしょうねえ。
もったいないのでそっち使わせてもらいました。


時間もないってことで、急いでお風呂を上がったんですが、
ここの脱衣場、昔のままで空調が利いてない!
なので、身体を拭いても拭いても、次から次に汗が湧いて出る
新しいシャツを着るまでに10分ぐらい掛かってしまいました。
昔はこういうのが当たり前だったんでしょうけど、便利さに慣れた今日、不便って言えば不便ですかね。
もっとも、お金持ちでお時間のある方は、
本館の2階でお茶菓子頂きながら休憩できる場所があるそうなんですけどね。


で、脱衣場から出しなに、ちらっと横手を見てビックリ。
浴室、もう1個あったんやん!
もしかして、そっち側のお風呂は全然違う泉質のものなんでしょうか?
ちょっともったいない思いをしましたが、時間がないのでそのまま退出。
(あとで調べたら、どうやら同じ泉質なんだそうです。)


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そんなこんなで、大慌てで道後温泉を体験したわけですが、
本館を出たとき、健闘むなしく時計は6時になっていました。
これでは絶対に松山駅18時11分に乗れません。
しかたなく、再び路面電車松山駅に向かい、
そこから今治まで、特急でショートカットする裏技に出ました。
乗車券と特急券、合わせて1430円也。
考えたら路面電車の往復も合わせて、
温泉に20分ほど漬かるだけで2000円以上取られた計算になります。
高い風呂やなあ。別の意味の「フロ」に入れそうやん(笑)。


特急に乗るのにも大慌て。
今にも発車のベルが鳴ろうか・・・ってときになって、
隣の自動券売機で、一人で切符買ってる女の子がパニックになってるし。
そりゃ伊予西条まで行くのに、1000円札一枚じゃあ切符買えないってば(笑)。


そんなこんなでみんな無事に特急に乗れたんですけど、
結局今治までの40分間、車内検札なし
これだったら18きっぷで改札通って、何食わぬ顔で特急乗ってりゃええやん!
JR四国もお金ないのに、何考えてるんでしょ?のんびりしたもんですなあ。


結局正しいことしてるのにすごく損した気分で、
今治駅で下車し、当初松山から乗り込む予定だった鈍行に乗り換えました。
伊予西条で高松行きに乗り換え、宇多津で先生とお別れしまして、
12時前にやっとこさ、高松に到着しました。


高松のコンビニで購入したワンカップ
落語ファン的に、「まめだ」という銘柄がそそります。


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青春18きっぷはこれでおしまい。
でもわたくしはここから大阪に帰らなきゃいけません。
もちろん電車では岡山まで出るのが精一杯ってことで、
行きの姫路待機・帰りの特急ショートカットに続く裏技第3弾を実行。


伝家の宝刀・ジャンボフェリー。(やっぱりそれかい!)
大阪駅前の金券屋で、前もって仕入れておいた1450円の乗船券を係員に渡しまして、
あとは朝までカーペット室でぐっすり。


ただし、船内は冷房効きすぎでメッチャクチャ寒いです!
わたくしも上着を持ってきてなかったら全く眠れないところでした。
夏場のジャンボフェリーにはご用心ですぞ。


というわけで、気付いたら三宮港に着岸しておりましたとさ。
おしまい。