電車バカの野球道楽

今日は朝まだ暗いうちに家を出て、青春18きっぷで大阪から九州へ・・・
というプランだったのですが、あろうことか大寝坊。
大阪駅に8時前にたどり着くのが精一杯でした。
なので、途中で寄ろうと企んでいた若松競艇場には行けず。
若松は訪問歴こそあれ、払い戻しにありついたことがなかったので、
いまだ巡礼していないことになっている、数多い(泣)レース場の一つなのです。


で、そのまま直接、ほとんど乗り換え時間なしで長崎県は大村にやってきましたよ。
大村駅に着いたのは、なでしこジャパンが逆転を許した時刻とほぼ同時、午後10時半過ぎでした。
片道15時間弱。
まあこれだけがっつりと移動できれば18きっぷの使い甲斐があるってもんです。
で今、大村競艇場に程近いカプセルホテルの端末でこのエントリ書いております。


電車にそんだけ長い時間乗ってて、ヒマでしょう?なんて言われますけど、
今日のお昼は特に大忙しでしたよわたくし。
11時半からは野球の金ちゃんカナダ戦、ところが午後1時からは高校野球の決勝。
なんでこんな日に限ってデーゲームやねん野球日本代表!


こっちは電車の中で、ラジオだけが頼りですからもう大変ですよ。
五輪野球はNHKラジオ第一で、高校野球はNHK−FMでの中継だったんですが、
(NHKもスポーツスタッフ総動員で本当にお疲れさまです)
こっちはなにしろ県をまたいでの大移動中。
地域が変われば、NHKラジオの周波数が変わっちゃう。
さっきまできわめてクリアーに聞こえていた放送が、川一つ渡ると聞こえない。
もう血眼になって、快速「シティーライナー」の中で、携帯ラジオのダイヤルいじってましたがな。
周りからは変態に見られたかもしれないけど。


ちなみに、ぜんぜん皆様の役に立たない情報で恐縮ですけど、
広島県の三原←→西条間では、残念ながらAM・FMともほとんど受信不能ということが判明。
車内に冷房のかかっていない季節ならばもうちょっとはマシかもしれませんがね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

五輪野球(「星野ジャパン」という言葉はわたくし個人的に嫌い)は相変わらず貧打。
9回表の無死3塁、クリーンアップの場面でゼロというのはいくらなんでもひどいですね。
打線に関しては、初戦のキューバ戦で宮本キャプテンが2併殺を打ったところから、
何か繋がりのなさをチーム全体が感じ取って重苦しくなってる気がします。
効果的なホームランが散発的にでも出ているのだけが救いですね。


わたくしとしては、機動力を全く使えていないのが非常に不満です。
確かに西岡と川崎の故障が激痛ではあるのですが、
中島・青木・荒木(左投手のときは青木・荒木・中島の順)の3人は足があるわけですから、
少々のリスクを背負ってでもどんどんと走ってもらいたい。
そういう意味じゃ今日の初回の森野のダブルプレーなんて、ベンチが最悪ですよ。
もっと早いカウントで動かなきゃ。


星野采配は精神面はともかく、
試合中の戦術的には大したことないのはセリーグファンには周知の事実ですけど、
いくらなんでももう少し積極性が欲しいところ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてその一方で、
ちょっと点数を北京に分けたれよ!と思ってしまった大阪桐蔭(笑)。
常葉菊川のピッチャー陣が準決勝までにほぼ崩壊していたので、確実に7〜8点ぐらいは取れるだろうけど、
「常菊ビッグイニング打線」に、逆に10点以上取られてしまうんじゃないか?


そんな心配が、昨日の晩から頭から離れなかったんですが、全くの杞憂。
福島党首福島投手がみごとな完封劇を決めました。
ブラボー社民党!(だから違うって)


個人的に、本当に久々に、大阪に優勝旗が渡ったのは、府民の野球ファンとしてうれしいですね。
毎年毎年、「このチームで優勝できなきゃいつすんねん?」と思えるようなチームを送り込みながら、
あっさりと敗退してしまっていた大阪勢。
辻内・平田・中田といったバケモノが去ったチームで優勝したというのが、なんとも皮肉です。
「チームワーク」という言葉は安直過ぎて絶対にわたくしは使いませんけど、
今回は肩の力が適度に抜けて、「無欲の欲」が実った勝利ではなかったかと思います。
西谷監督にも同じことが言えるんでしょうねえ。
これで彼も、名物監督への大きなワンステップを、ようやく踏み出せたような気がします。



ちなみにわたくし・・・
準々決勝の大阪桐蔭VS報徳学園の試合開始に間に合うように、
大阪からチャリ素っ飛ばして出掛けたんです。
で、外野席の入場門入って、スタンドに出ようとしてビックリ仰天!
こりゃもう入れん!!
立錐の余地もない、超満員になっておりました。


うーん、ちょうど10年前、あの伝説の横浜PL戦も、横浜明徳戦も外野で見てましたけど、
ここまでお客さんいてませんでしたよ。だって試合途中でも楽勝で2席分確保したもん。
ここ数年ですかねえ?斎藤VS田中の対決があったころから?
明らかに観客数が大幅に増えたような気がします。
10年前に比べて、確実に気温は上がってるのに(笑)。見てるだけで倒れるほど暑いのに。
しかも今年は同時開催でオリンピックをやってて、
家の中で冷房利かして、居ながらにして世界最高峰のスポーツ観れるのに。


でも、いいことですよ。というか、ありがたいことですよ。
「適当に甲子園行けば適当に見れるわ」なんて思ってたような、
わたくしみたいな地元の高校野球ファンにとっては。
油断してたらタダで野球が見られへん。
それぐらい人気が出てきたというのはうれしい限りです。


今、「野球熱」という意味で、西高東低が顕著にささやかれていますけど、
阪神と巨人、という以前に、関西の人には高校野球という財産がある。
この下地の違いが、何よりも大きいのではないか?
再確認しました。
東京には六大学があるけど、やっぱり人気の面では遠く及ばないもんね。