偉大なるカバさんとヤクザ顔の号泣

もう最近本当に競輪が無沙汰になってしまいまして、
わたくしの立場でいろいろと書ける状況でもないし、書く資格すら疑われるところですが、
滝沢正光先生、ついに引退


律儀な先生のこと、ひょっとしたら次の地元・千葉のレースを1節走るんじゃないの?
という気もしたんですが、スポーツ報知の記者さんのブログによると、

「1992年、自分が高松宮杯を優勝した時、それが中野浩一さん(現スポーツコメンテーター)のラストランだと知らなかった。思い切って中野さんに(力で)ぶつかっていって勝てた。だから辞める時は自分だけ(知っていればいい)と…」だから24日の富山記念最終日、2Rで8着した時が結果的にはラストランとなったが、周りには言わず、胸の奥にしまっておいた。

引退と分かっていて戦うのは相手にも気を遣わせて難しい、というのは、
古くは小錦とか、最近では佐々岡真司とか、競輪だったら井上茂徳のダービーとか、
まあいろいろと思い出させるものがあって考えさせられますけど、今回は滝沢らしい決断でしたねえ。


吉岡のときは事前にリークされてしまっていろいろ大変でしたが、
今回はどうにかこうにか隠し通せたみたいで、そこんところは先生自身ホッとしてるかな。
とりあえず、出場予定だった千葉と、その直後の前橋では何らかのセレモニーがありそうですね。
ひょっとしたら前橋では、寛仁親王から直々にねぎらいのお言葉を・・・ということがあるかも。
というかヒゲの殿下、近況はお元気なんでしょうか?


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さて、こちらは競輪界の一時代を築いた超大物!ではありませんが、
岸和田競輪場でも昨日、井上薫の引退セレモニーが行われていました。


結果的には(おそらく脚が三角に回って)「ハコ7」という着順でしたが、
レース直後にスタンドから拍手の音が聞こえておりますですよ。
岸和田でレース直後に拍手なんて、村上義弘全日本選抜のときぐらいしか記憶あらへん。


しかしその後の引退式がすばらしい。
チョイ悪どころかそれ以上の風貌をした50男が(もっとも10年前既にこんな感じでしたが)、
まことに清らかな嗚咽をしております。
しかも胴上げ&タオルばら撒きの後には爽やかな笑顔!プロ選手らしい気持ちの切り替えですなあ。
あかんわ、わたくしがオネーチャンやったら、このオッチャンに惚れるわ(笑)。


ちなみに、この模様は岸和田BBの、6月26日11Rの映像で見ることができます。
でも岸和田の公式HPの新着情報にその案内がありません。
アホか!せっかくいい映像配信してるのに、誰も気付かんやないか!
追記)いちおう岸和田BBのページの隅っこにだけ書かれてますね。気付くか!



その代わりといっては何ですが、なかなか魅力的な告知がありました。

岸和田競輪場内にて井上薫引退記念自転車プレゼント受付中!
井上 薫 オリジナルレーサー  1名様
折りたたみ自転車   9名様(BBスタジオにて展示中)
応募方法 競輪場内案内所に設置している応募用紙に必要事項をご記入の上応募してください。
※お一人様1枚限り。
締切 7月8日(火)
当選発表 7/15(火)放送の「まいど。火曜日はKEIRIN」番組内で抽選、発表します。

小田原記念場外→本場F2開催(びわこF1併売)→寛仁親王牌
うーん、この期間中の客の中から合計で10名ねえ。
競輪客の中にはお忍びで行ってるためこの手の応募ができないって方もおられますし、
ハナから車券以外は無関心なんて方もありますでしょうから、
100分の1ぐらいの確率で当たったりせえへんかなあ?
しかしそもそも井上薫オリジナルレーサー」って何ですかねえ?やっぱりピストかな?
それなら飾っとくだけで実用には使えませんけど・・・。


ということで、がんばれ地元民(爆)。