笹川賞・東京遠征顛末記Vol.3「京浜東北沿線流れ旅」

さっそく前回の続きから行きますよ〜。

5月28日(水) 続き
笹川賞の2日目、第1レースで、乾坤一擲の勝負に敗れたまさみちゃん。
そして、わたくし。
世の無常を感じて(ウソ)、平和島競艇場をあとにしてトボトボと向かった先は・・・



大宮競輪場でした。
ちょうどこの日はS級シリーズ(FI戦)の最終日、
そして大宮はわたくしの旅打ち人生でまだ未踏破の場所だったのです。
つまり、巡礼できそうなチャンスはこの日ぐらいしかなかったわけで。


関東のバクチ場は基本的に撮影が非常に厳しくて、
前もって許可を得ておかなければ警備員が飛んできてすぐに禁止されるという場所が多く、
この大宮では撮影許可を取ってなかったので、ケータイでの小さな写真しかありません。


バックスタンド側の売店でこんなものがありましたよ。


卵子50円!(爆)
不妊に悩む女性の方は是非大宮競輪場へどうぞ。売店のおばちゃんのかもしれませんけど(絶対違)。


さて、大宮は500バンク。だから完全に残り1周の勝負になります。
わたくしがよく知ってる500バンクといえば大津びわこですが、
カントが浅いので捲りが膨れて決まらないイメージ。
ところがここ大宮はカントが深くて直線も長い、ってことで、
最終3角ぐらいから捲り追い込む選手のパラダイス
一生懸命逃げてる選手が可哀想になってくるぐらいのこの日の大宮でした。
わたくし、後ろに先輩がついても中団にこだわって動かないようなヤツ嫌い!
だって「てってい」←徹底先行ですから。


なので、正直言ってこういうバンクはどうも苦手なんです。
しょうがないので、捲りラインの3番手に泣く泣く付けているベテランを買ってみたり、
8・9番手から自力で捲れそうな足のあるオッサン選んだり。


競輪場に着いた早々に1本的中
捲りラインの中抜けという、他場ではとても買いにくい目ですよ。グッジョブ今泉元嗣!
これで、めでたく大宮競輪場、巡礼条件達成〜♪
ところがそのあとがダメ。スジばっかしで、取れそうなのに取れない車券。


結局最後のS級優勝戦、当初は三ツ石康洋−井上剛の人気ラインで勝負しようと思ってたのに、
買いたくもない別のラインをいろいろと抑えてしまうわたくし。
結果は三ツ石と井上の同着優勝。そしてわが車券は3着ヌケ・・・orz
あとで優勝インタビュー聞くと、三ツ石はこの日嫁さんの誕生日で、
井上にいたっては3日後に結婚式を控えていたとのこと。
話できとったんか〜い!!と思ったんですが、動画見たら三ツ石は初耳みたいで驚いてますねえ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ま、とりあえず巡礼条件だけでも達成したから良し、ってことで。
さっさと大宮をあとにして、そして再び東京都へ。
向かった先は、上野のとある焼き鳥屋さんでした。
zevon先生に急遽調べていただいてまで来た理由は、もちろんタイガース中継!


6時10分ごろにお店に着くと、まだお客さんは誰もいませんでした。
とりあえず、久しぶりのビール。
このために今日の昼は風邪薬飲んでへんっちゅうの。


この日は甲子園のロッテ戦で中継はGAORA。工藤一彦の解説チンプンカンプンや・・・。
サクサクっと4点取って楽勝ムードかというとそうではなくて、
ボギーがいつ捕まるかヒヤヒヤしながらの観戦。
客は、ずっとわたくし一人(笑)。


で、ボギーは捕まった・・・あっさりと追いつかれKO。
なぜか突然復活した久保に打線も沈黙。重苦しいムードで・・・やっぱり客はわたくしだけ(笑)。
お〜〜〜い!阪神ファンが集まる店」ちゃうんか〜!
しょうがないので大将と2人、テレビ見ながらあーでもないこーでもない、と。


9時を過ぎたころでしょうか?やっと客がチラホラとやってまいりまして、
店の大将に向かって阪神どう?勝ってる?」なんて爽やかに聞いとります。
結果だけ知りたきゃ家でニュース見たらええやん。


うーん、これは東京人の野球熱の問題なのかなあ。
これ個人的な持論なんですけど、東京の人間は夜まで働くから、野球見られへん。
見られへんかったら視聴率下がる。下がったら放送もなくなる。なくなったら余計見られへん。
唯一試合開始からご丁寧に中継するのはBSの異国野球だけ。そらあかんわ。


藤本の芸術的なポップフライでゲームは終わり、
さらに大阪から「平野は病院行きました」という衝撃のメールをもらったところで、
わたくしは焼き鳥屋さんをあとにしました。


時計はもう10時前。
さあどこに泊まろうかなあと、フラフラ歩いてるうちに、いつしか上野から秋葉原へ。
安そうなネットカフェがあったので、始発までここに世話になるか・・・ってことで、
デカいスーツケースを引きずり入店。
そして・・・いつの間にか意識がなくなってました。


つづく。