笹川賞・東京遠征顛末記vol.2「本意ないお別れをいたしますが」

今週木曜日のお天気が底抜けに気になっているてっていでございます。
大阪ではなく、愛知県西部の。
やっぱりソフトバレーよりはソフトボールを見に行きたいですからねえ。
現在のところ、降水確率は80%(涙)。
予想より早い目に雨が来てくれたら、抜け出せないこともなさそうなんですが、
それでもグラウンドコンディション不良とかでダメなのかな・・・。


さて、恥さらし日誌の前回は、平和島初日の夜までのおはなしでした。
早く終わらせないと次の開催、というかソフトボールが始まっちゃうよ(笑)。



券面に「第35回SG笹川賞」と書いてくれてたらもっとよかったのになあ。

5月28日(水)
ブログの更新が終わったら、もう外は明るくなっていました。
とりあえずちょっとだけ寝て、起きてもう一回お風呂へ。
カプセルホテルのサービスという朝食弁当と塩辛い味噌汁をいただきまして、
いざ2日目の平和島競艇場へ出撃!


とここまでは別にいいのですが・・・
声が全然出えへ〜ん!!
確かに昨日の夕方よく寝たので、熱は下がってる。
ところが今回の風邪、どうやら次のステージへ進んでしまったようで。


お腹の中から声を出せばしゃべれないこともないんですよ。
でも競艇場で、水面の選手に向かってオペラみたいな声出してたら気持ち悪いやん(笑)。
とにかくレース中とかは辛抱しよう。その代わり、
まさみちゃんの水神祭が見れればそのときだけは!
と覚悟しての競艇場入りでした。


2日目の笹川賞
朝からわたくしが気合満々だった理由は、笹川賞見てらっしゃった方なら誰でも解るはず。
もちろん未明に一生懸命更新したエントリにも書きましたし。


第1レース、1号艇
こんなチャンスは、将来を含めてめぐってくるかわからない。
100mを切ろうが80mに近づこうが、どんなに深くてもイン戦は負けない!
直前に2度経験した優勝戦でのイン逃げが、永井聖美ファンを奮い立たせます。


何も考えることはない。
このレースで負けたら、おそらく開催途中でお金は尽きて強制帰阪になる。
それで、いい。
過去競艇で滅多につぎ込んだことのない額が自動発券機の奥に消えて、夢と期待だけがわたくしのポケットに。
もちろん、当たっても絶対払い戻すつもりのない単勝舟券も忍ばせて。


イン戦なら見る場所はもちろん1マーク。
とにかくスタートを決めて、先に回れ。差してきたヤツは気合でブッ潰せ。
周りは朝イチのレースで寝ぼけ眼の中、水面前で祈る男一人。そして





負けました。
トップスタートを決め、1マーク先に回りに行った上を、
永井と同様にSG初出場だった、長田頼宗の全速ツケマイが一閃。
全く何の抵抗もできない、まさに完敗でした。


インからスタート遅れて、一気に絞って捲られたレースは昔何度も見ました。
インから先に回ったのに、ターンが流れて差されたレースは最近もよく見てます。
多摩川でインから1M振り込んで妨害失格になったのも間際で見てます(苦笑)。
でも、先に回りに行った上をツケマイで倒されるのを見たのは、
わたくしの浅い永井聖美ファン歴では初めてでした。
後ろから突然、斧でザックリ脳天を割られたような衝撃。


2マークでエンストを起こし、
力なく肩を落としながら救助艇に引き上げられていくピンクのヘルメット
いつものようなレースをしたつもりが、あっけなく潰されて、
そのあと振り込んで競走中止をし、追い上げを目論む同乗の選手たちにも迷惑を掛け、
本人の気持ちはどんなんだったか。
わたくしの邪推ですけど、悔しさでも情けなさでも落胆でもなく、放心だったんじゃないかなあ。
なぜなら、わたくしがそうだったから。(←お前と一緒にすな!)


長崎から来られてた同業者の方がいる2マーク前まではたどり着きましたけど、
その場で座り込むなりしばらく立てんかったですわたくし。
やっぱりSGは違うわ・・・。



結局、朝の1レースで精根尽き果てたような感じになりまして、
リプレイ映像をチェックしたあと、平和島をあとにしました。
まだ後半の7Rが残っているというのに。まさみちゃんは逃げられないのに。
そう、わたくしは逃げてしまったんです・・・。


今考えると、本当に悪いことしちゃったなあ。
遠方とか多忙で行けないのならともかく、間近にいるのに応援放り出すなんてねえ。
ほんとうに中途半端な人間でごめんなさい。昔からこんなひどい男なんですわたくしは。
だからまともにサラリーマンでけへんねん。



1R終了後なので当たり前ですが、まだ午前中です。
どこかよそへ行こう。
とりあえず来たときに購入したデイリースポーツを開き、そして・・・


つづく。