エースに課せられた宿題

5/16(金) 甲子園  対ヤクルト7回戦


ヤクルト 000 000 023  5
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阪神   102 401 00×  8


勝 安藤(5−3)  負 村中
HR 衣川


安藤は残念やったねえ。さすがにあれが限界だったか。
サンテレビでゆあぴーがしゃべってたけど、安藤はフルカウントに強い。
滅多に根負けで四球を出さないのが、コントロールの良い安藤の最大の武器だ。
だけど、フルカウントが多すぎたら・・・さすがにバテるわいな。
タダでさえ去年はまともに投げることさえできなかった「病み上がり」。
150球は無理やね。


ちょうど今夜、NHKで松坂大輔の特集をやっていたけど、
松坂も100球制限というメジャーの変な慣習の中で、いかに完投を目指すかということで、
ゴロを打たせて取るシュートの習得に活路を見出していると言っていた。


シュートは安藤も多用している。実際に効果もある。
しかも今日は早くから大差のゲームだった。相手打線は当然早打ちになるし、小細工もない。
それでも球数が多かったのは、不必要なぐらい力勝負にこだわったからだったのではないか。
確かに今日の安藤ならストレートに力があったので、力勝負は最も無難な策ではあったけど、
7点とか8点という差があれば、もう少し落ちる球や緩球を使ってみれば良かったように思う。
逆にシビアな展開だと、そういう冒険はできないからね。


とにかく、ここ2度の登板で不安定だった安藤が一応復活気配だ。
大きな宿題が残ったけど、それは今後に向けていい目標ができた、ってことで。
打つほうは赤星と金本の復調が本当に大きいね。
新井はまだ手放しで喜べる打撃内容じゃないけど、それでも結果が出ているのは気分が良い。
あとは5番バッターやねえ・・・。