誰がドームの空間を歪めたか

5/6(火休) 東京ドーム 対読売7回戦


阪神  010 500 200  8
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読売  001 300 000  4


勝 アッチソン(4−2)  負 高橋尚
HR 今岡2号ソロ  ゴンザレス

アッチソンはよくぞ自分でタイムリー打ったよねえ。
あの追加点があったから勝ち投手になれたわけで。
ピッチング内容自体は、向こうの打線にしっかり攻略されていたね。


そもそもあの場面で向こうが何で高橋をあきらめて、
準備不十分のリリーフを出してきたかが不思議だわ。
前のカードの落合と今回の原、何という対照的な(笑)。
2人とも裏目に出てるところがおもしろいけどね。


リリーフといえば藤田も大笑い。
2点ビハインドの大事な場面で出てきて、
右バッターは抑えて肝腎の左に3安打2失点。何のために出て来とんねん。
もっとも、向こうが悪い以上にこっちの打線の状態がいいんだけどね。


5/7(水) 同8回戦


阪神  030 001 010  5
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読売  200 000 200  4


勝 江草(1−0)  S 藤川(12S)  負 山口
HR 鳥谷4号2ラン 矢野1号ソロ 金本6号ソロ  ラミレス(本当は2本)


お互いに憤懣やるかたないゲーム。
あのまま木佐貫死球出すことなく続投してくれてたらたぶん大量点で勝ってたし、
ラミレスのあれが正確にホームランの判定だったら負けてただろうね。
おあいこ、と言えばあまりにも都合が良い解釈だけど・・・。


身を乗り出して打球を払い戻した客は、
故意・偶然に関わらず結果としてどんな措置を受けてもやむなしだが、
ああいう場面で興奮している客は、無意識に・本能的に、そういう罪を犯すことはありうる。
わたくしだって、もしあの時あの場所にいたら、思わずやってしまうかもしれない。100%理性が働く自信はない。
それだけに、ジャッジと言うか、動体視力というか、
とにかくスタンドまで届いたのを見破れない審判がお粗末だったとしか言いようがない。


なぜか3塁審判だけ関西勤務の真鍋やったのねえ。こいつ阪神OBやん。
1塁はジャンパイヤ井野だったから、配置または打球方向が逆だったら、
ダイレクトでフェンスでも、ホームランと言われてるところだったけどね。


しかし原も原やねえ。涙目で抗議したらあかんわ。
あんなん立場が逆なら、100%ウチの誰かが退場になってるよ。
それでこそ抗議でしょ。あんな中学生のベソみたいな抗議ならせん方がマシ。


金本の死球とか(側頭部でなく後頭部で受けたあの瞬時の判断は神技!)、
まあいろいろと物議をかもしそうな試合にはなったけど、
今日のタイガースベンチの采配も、何かかなりチグハグやったね。


あと1点取ればダメ押しの場面、無死1塁で今岡起用?
わしゃバントさせるとばっかり思ってたよ(もともと今岡のバントはかなり上手)。
ランナー進められずに、不振の赤星がダブルプレイ。
ものすごく嫌な雰囲気になって、しかも向こうが1番からの攻撃ってところで、能見!?


そりゃないでしょう!いくら最近調子が良いと言っても・・・。
案の定、力んでボールを叩きつけて、それをしっかり見極められる昔の悪いパターン。
やっぱり中継ぎ実績を考えたら、あの場面なら江草のほうが数段格上よ。
今日もいいピッチングをした結果論じゃなく。


とにかく今日の試合、お互いのチームに不思議なことばかり起こったねえ。
葛城がコケよったし(笑)。阿部はなぜか走ってないし。


量子力学的にけったいな空間がドームを支配してたんだろうか?
それとももしかしたら胡錦濤石原慎太郎が、
レフト左翼とライト右翼で観戦してたのか!?
それだったら上野動物園のパンダ舎の中でケンカしてて下さい・・・。