去年の劇場とは大違い

5/8(木) 東京ドーム 対読売9回戦


阪神  001 400 000  5
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読売  002 002 02×  6 


勝 山口  S クルーン  負 久保田(1−1)
HR ラミレス


今の阪神が、今の読売に負けるとすればこれしかないな(苦笑)。
前回打たれたときも書いたけど、
現状の久保田では終盤の1イニングを確実に抑えられるのは無理。
何か根本的に欠陥がある。


気になったことはいくつかある。まず、野口との相性
比較的、困ったときに変化球を使いたがる野口(自分が変化球打ち弱い)と、
もともと力勝負したがる久保田との呼吸がどうなのか。
ただこれに関しては、矢野が五輪で抜ける夏場に向けて、
(久保田はたぶん選んでもらえないだろうから)
何度もコンビを組んで、しっかりと合わせてもらわないとどうしようもない。
そういう意味では今が経験のとき、とは言える。
だからこそベンチも、最近の野口の試合、終盤矢野に代えてないんだろうからね。


そして一番気になることが、フォークボールの存在だ。
昨日の試合は登板が9時を過ぎていたので、ラジオでしか聴けなかったから
ちゃんと映像を見れなかったのが残念だけど、
どうも今年になってフォークを多投していることが、
悪い結果に結びついているような気がしてならない。


昨年と今年で久保田劇場の根本的な違いは、
昨年はボテボテの内野安打や詰まったヒットでピンチを招いていたのに対し、
今年は長打攻勢であっという間に点を取られているところだ。


フォークの抜けを怖がるあまり、腕の振りが鈍っていないか?
上体の沈みが浅くなってはいないか?
左足の踏み込みが浅いのではないか?
データから素人が邪推すると、こういう疑念が起こる。
だから久保田最大の武器である重いボールが投げられず、きれいに弾き返されるのではないだろうか。


まずは、あの未完成のフォークボール再度封印して欲しい。
ズシッっと重いストレートを右バッターの外角低めに投げ込む。
それだけでとにかくいいのよ。スライダーはいつでも投げられるんだから。


これはファンとしての希望だけど、
あくまでも敗戦処理とかいった配置換えはしないでもらいたい。
今岡を7番とか8番とかに置いとくわけにはいかないのと同じ。
使うのであれば、徹底して力を信じて使って欲しい。
それが無理なら、ファームで抑えに使って調整させてやればいいと思う。