駿府ダービー決勝

前のエントリ「最近二段駆けがないなあ」と言ってたんですが、
5日目、やっぱり決めたのは近畿でした。
伝統的に巧いんです。四国と双璧で。


7R、先輩のサノウメが逃げて後輩の村上弟が番手捲り。
脚質や実績的にはこっちのほうが決まりやすいのは確かなんですが、
できることなら二次予選、逆の並びで決めてほしかったな。


最終日は9Rで、村上兄の前を東口が走るみたいですね。
昨年の岸和田記念で、松岡健介が村上とマエタク背負って逃げたのを思い出します。
近畿の自力屋なら「一度は村上背負って逃げてみたい」
という気持ちはあるでしょうから、ここも早めの先行は必至。
村上はもともと番手捲り巧いですし、決めてくれるでしょ。
紋部はガード役に徹して直線は苦しいと思うので、相手は岩津が本線、押さえに小倉阿部稲村の順で。


逆に、二段駆けが通用しなかったのが準決11R。
地脚タイプの松尾が早めにペースを上げて、二段駆けに持ち込むという作戦は、
残念ながら山崎には全然通用しないことは既に実証済み
山崎もレース後「展開が向いた」なんて言うてますしね(笑)。
平原突っ張られて出切れないこと覚悟で鐘4角カマシに出たほうがチャンスあったと思います。
慎太郎が付いていけず北日本の決勝メンバーが1人だけになったという意味では、
中部にとって全く意味のないことではなかったかもしれませんけど。




3/23(日) 静岡競輪 第61回日本選手権競輪 最終日

11R 決勝
1 渡邉 晴智(静岡)勝ち上がれたのは自分だけの力じゃない。欲をかかずに冷静に走れば
2 山田 裕仁(岐阜)ここ1、2年で一番いい。小嶋の後ろだが責任を感じて
3 平原 康多(埼玉)3日間で納得のいく競走はない。去年失格しているし、総力戦で
4 山口 幸二(岐阜)ここに来て流れがガラッと変わった。久しぶりに中部多いので楽しみ
5 山崎 芳仁(福島)渡邉さんとワンツーが一番いいので、作戦を聞きながら
6 藤原 憲征(新潟)平原とは3回目ぐらいの連係になると思いますが、割と決まってます
7 濱口 高彰(岐阜)前の三人には世話になっているんで。空いたコースがあれば突っ込む
8 合志 正臣(熊本)初手は晴智さんの後ろ。後手を踏むようなら先手ラインも考える
9 小嶋 敬二(石川)平原・山崎どちらを先行させるか、その辺りをよく見極めていきたい
並び想定 9247 36 518


一本棒の7番手なら、どんな相手でも捲追込で勝てそうな今の山崎。
しかし今回は合志が切り替えることは必至。勝負どころで切り替えられての8番手ならつらい。
そのへんは晴智もわかっているだろうし、
何よりも晴智自身が優勝することを考えると山崎が捲追込の展開ではノーチャンス
となれば、おそらくここは山崎が逃げるか中団を取るように仕向けるはず。


ほとんど万策尽き果ててる平原は、
もう山崎と小嶋がやりあうのを待って、一本棒になったら諦めるつもりで捲りに構えるしかない。
小嶋は逃げる気がなさそうなコメントだが・・・後方に置かれたら早めの巻き返しはあるだけに、
全く淡いだけの期待では終わらなさそう。
叩き合いを平原がバックから捲って藤原が抜け出す目は穴で持っておく。


本線は山崎が逃げても小嶋が逃げても山田かヤマコウを捌いて切り替える晴智のイッキ伸び
押さえに晴智が会心の番手差しと、やっぱり8番手でも山崎が届かせて山田が前で残る目。

3連単
本線  1→9→23467
押さえ 1→58→5689
押さえ 5→2→147
穴   6→3=127


計20点です。前売りでは158が最低で38倍、673なら2582倍ですね。
まあ荒れに荒れた静岡ダービーの結末としては手ごろなオッズかと(笑)。