んなあほな1月号

実は、実はですよ。
昔むかしに撮った写真とか資料が、いっぱい残っています。
というわけで突然ですが、在庫一掃の虫干しショー開始!
今回はまず、こちら。

お正月に天満天神繁昌亭へ行ったとき、
上方落語協会の協会誌を300円で購入しました。
特集は「ちりとてちん」。
「特集」と言っても3ページだけでしたけど(苦笑)。

まずは柳宝師匠(染丸)・草原にいさん(吉弥)・柳眉(よね吉)のインタビュー。
書き起こすと多少問題が生じるかもしれないので端的にまとめますと

【染丸師匠】
朝ドラで落語界をテーマにしたものをやりたいという話を聞いたのは4月の半ば。
5月に脚本家の先生とスタッフがうちに来て取材。
しばらくして美術部が来宅し、家のあちこちを撮影して帰ったが、
後にスタジオのセットを見ると神棚・本棚・衣装タンスなどそっくりそのままでビックリした。


【吉弥さん】
大河ドラマ新選組!」のときのスタッフとのお付き合いからオファーをいただいた。
自分の落語会にドラマのスタッフが来たのが06年11月、
そのときは「ちょっと楽しいことやります」だけで何も教えてくれなかった。
当初は「上方落語を代表して出演させてもらう」責任を感じていたが、そのうち
「ドラマの世界で活き活きとした草原という人物を見れば、視聴者が落語や落語家に興味を持ってくれる。
吉弥という人がやってんのか、いっぺん生で見に行ってみよう、となればありがたい」と思うようになった。


【よね吉さん】
最大の収穫はなんと言っても「辻占茶屋」をやらせてもらったこと
せっかくなので染丸師匠にお願いして、丸ごとお稽古させていただいた。
吉朝一門にはないネタなので、とても大きな財産になった。

三者三様の温度差、みたいなものも感じ取れて大変興味深い内容です。
おそらくこのインタビューは昨年12月ぐらいに取ったものなので、
クランクアップを終えた現在ではまた全然違った感想を持っているのではないかと思います。
それについてもぜひ、「んなあほな」でインタビューしてほしいところですね。


ところで、収穫はこれだけじゃございませんで。というかここからが本当の収穫でして。

こんなんドラマのクレジットにも載ってません。
たぶんここで見なかったら一生知らなかったことだと思います。
山澤由江さんは、染丸師匠門下のお囃子さん。ダンナは笑福亭仁勇さん
仁勇さんの語る山澤由江評はこちら(笑)。


その由江さんは、落語の再現シーンで芸妓さんの役、
しかも京本さんとのツーショット・・・あれ?んんん!?いつの話?
愛宕山」「辻占茶屋」の再現見直しましたけど、確認できず。
「算段の平兵衛」には芸妓は出てこないし、「ちりとてちん」にも・・・
わああ、どこのシーンなんですか〜〜!
知ってる人はすいませんけど教えてくださいませ。


そして林家和女さん。この顔どっかで見たことないですか?
そう、あの桂あやめ姐さんの実のお姉さんなのです。姐さんの姉さん(笑)。
ダンナは5代目林家小染さんザ・パンダで人気を博した先代小染さんの弟子です。


和女さんは、小梅おばあちゃんが三味線を弾くシーンで、手元の吹き替え役
あのカッコイイ小梅の「♪ちりとてちん」は、和女さんの手&音だったのです。
てっきり江波杏子さんが弾いてるとばっかり思ってました。巧妙やねえ。
なお、江波さんの撮影が終わってから同じ衣装に着替えて撮影に臨むため、
いつも夜中まで待たされる和女さんが、ある日、
江波さんから祝儀袋を頂き感激したエピソードがあったことをご紹介しておきます。


まだまだネタ残ってますよ〜。
次回は小浜旅行編。