6日間万事塞翁が馬

土曜日、優勝戦進出!ということで浮かれて津で呑んでまして、大阪に帰ったのが真夜中。
それから慌ててエントリ書いて、風呂入って着替えたらもう朝ですわ。
開門の9時20分に間に合うには急行じゃ無理ってことで、鶴橋からリッチに特急
伊勢中川で急行に乗り換え、津新町からバスで・・・というつもりだったんですが、
中川の駅の様子が、どうもおかしいんです。
日曜日の早朝というのに、ホームに客がいっぱい。そして駅員が総出で客に応対してます。
ひょっとして何か事故?

あとで知った事情はこういうものでした。
<近鉄>津で特急に乗用車衝突 無免許運転の男性重体

出稼ぎに来てたらしい外人が無免許で車を運転して、
アーバンライナーが走ってる踏切にそのまま突進したらしいっす。
特攻隊じゃないんだから・・・。

とにかくこんな事故ですぐに運転が再開されるはずもなく、
このままでは優出選手インタビューには絶対に間に合わないと判断したわたくし。
お金はありませんが、別の手段を講じるしかありません。


中川と津って、特急だと10分掛からない近い場所なんです。
しかも、競艇場は津よりもだいぶん中川に近いところにあります。
なので、タクれば5,000円あれば行けるはず。しかしその5,000円、できれば使いたくない。
地図を見ると、中川駅から歩いて20分ぐらいの場所にJRの駅があります。
さっそく携帯で時刻表をチェック。
1時間に1本あるかないかの紀勢本線、なんと今から15分後にある。走れば間に合うぞ!


ということで、改札を出てみると、そこにはスポーツ新聞片手に困り果ててるオッチャンが数名。
こんなん絶対同業者やん。わたくし含めて4人。
それならばいっそ!ということで、声を掛けてタクシーを相乗りすることにしました。
道中、運転手さんに聞いてビックリ。


そのタクシーは事故のおかげで、さっき名古屋まで走って帰ってきたばかりなんだとか。
今日は三重県のタクシー運転手、笑いが止まらんのかもねえ。
結局運転手さん、いろいろ近道を駆使してくれたりなんかして、
4人で3,300円ぐらいで済んじゃいました。1,000円払ってちょっとお釣り。
ラッキーと言えばラッキーだけど、本来出さなくていい出費だけに気分はイマイチです。


そんなこんなで、結局予定より早く競艇場に着いてしまいました。
開門と同時にダッシュして、席を確保。
いったんツッキードームを出て、競走水面の前へ行ってみますと・・・
勝戦用に緑色に塗られたボートに乗り、永井聖美が出てきました。
感触を確かめるように1周回って、すぐにピットに帰っていきました。


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午前10時、いよいよ選手インタビュー。
まず1号艇・横西が中央のインタビュー場所に向かうや否や、他の5選手にファンが殺到!


でも今日はわたくし、手ぶらだったし。
「がんばれ」って言わなくたって、今節は本当にがんばってるし。
粋なことを言える能力も持ち合わせてないし。サインはこれまでにたくさんもらってるし。
遠巻きに見てました。
心なしか、一昨年の浜名湖のときよりはにこやかな表情でした。


最後まで、係員に制止された後も隙を見て(笑)サインに応じるまさみちゃん。偉いわ。
今年はアニマル浜口が乱入することもなく(笑)、イベントは終了。


肝腎のインタビュー内容ですが・・・あんまり覚えてません(汗)。
ただ、4日目と準優で見せたコンマ0台のスタートについては
「自分の勘で行ったら初日のようなことになるので、それ以上に突っ込んでいるだけ」
と言っていたのが印象的でした。
そういえば、スポーツ新聞には
「自分にはスタートしかないので、優勝戦も目一杯行きます」というコメントも出ていました。
記者や客の期待はそこにあることを承知した上で、自分にプレッシャーを掛けたんでしょうか。
このときはその後の悲劇を誰も知らないわけでありますが・・・。



こんなショボイ写真しか撮れなくてすいません。
どっちみちファンへの応対で、用意されてるイスに座るヒマはないわけですから、
真ん中に席を確保しとけばよかったですね。
今後の女子王座のときの教訓にしようっと(お前いつまで追っかけやるねん)。
まさみちゃん、いつも思うけど、人前では背筋伸ばしましょうね・・・。


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さて、女子王座最終日。この日は朝から今節初めてとなる追い風コンディション
そのせいもあってか、朝からインの強いこと強いこと。
まあ6コースが勝つのは最終レースだけでいいや、なんて思いつつ、
花粉症のわたくしは基本的に室内のスタンドで観戦しておりました。


あ、そうだ。オレンジベストの試運転姿を撮りたい!と思ってたんですが、
結局ピンボケの使えない写真しか撮れませんでした(涙)。
スローからスタート練習してくれないんだもん(そらそうよ)。
ちなみに最終日は46.5キロでの出走でした。


11Rで、浅田が6コースからエグイ捲り差しを決めて快勝。
浅田→山川→日高で万シューですからねえ。選手の腕だけで買ってりゃボロ儲けだったねえ。
しかしわたくしには、チャッピーが6コースからの勝ち方を伝授してくれたような気がして。
2着を取りに行くのならともかく、優勝狙うとなれば遅れ差しでは届きませんからね。


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そしていよいよ、優勝戦のファンファーレ。
気がつくと自分の頭に浮かんでなかった音楽が流れてました。そういやGIレースだったわ。
枠なりのゆったりした進入。
さあ、緊張の一瞬!と思ったんですが・・・


3/9(日) 津競艇 GI第21回JAL女子王座決定戦 最終日

12R 優勝戦  横西・寺田・栢場・香川・海野・永井
枠なり3対3から、横西がコンマ11トップスタートで独り旅。
2着争いは全速連発の栢場を海野がこらえて。
そして大外永井は・・・コンマ57のドカ遅れ。
これではレースにすら参加できず、2度目の女子王座挑戦も6着に散る。

1着 1横西 奏恵  (徳島)
2着 5海野 ゆかり (広島)  2連単830円
3着 3栢場 優子  (栃木)  3連単4,650円

声を上げる瞬間すらなかった・・・。
「ヘタクソやなあ」とか「情けないなあ」とか思ったことは、これまでに幾度となくありましたけど、
今回ばっかりはつい「お金返してくれ・・・」と心の中で思ってしまいました(涙)。
せめて「応援経費」である特急料金とタクシー代ぐらいは。超セコいけど。


でもそりゃ考えてみれば、えげつないプレッシャーですよね。
1着取って来い、というのも大変ですけど、トップスタート決めて来いっていうのもね。
4人がフライング持ち、海野に至ってはF2でしたから、余計期待が高かったわけですけど、
1着取れなくても罰はないですが、スタート行き過ぎたらとんでもないお仕置きが待ってます。
いくらビリ人気といえ、とてつもない額の返還を出すわけにもいきませんし。


結局はそこんところのプレッシャーにKO負けしたのかなあ?
という理由をつけとくしかないですね。
もちろんそれは本人にとっては慰めではなく、後悔のタネ以外の何ものでもないでしょうけど。


まあ、永井のコメントに騙されて舟券買ってしまった競艇ファンにはわたくしから謝っとくとして、
個人的には、お金返してもらうチャンスはこれから先いくらでもありますので、よろしく。
次の若松は梅田で売ってるし、その次は尼だし。
そのときに、お互いにええ思いしましょ。気持ち切り替えて。


というわけで、波乱万丈だった今年の女子王座が終わりました。

成績は 552121 準2 優6

08年年間勝率は 6.68
08年後期級別審査勝率は 6.27

やっとA1が維持できる点数にまで上がってきました。
今期はあと5節ぐらいでしょうか。さらに上積みしてほしいです。


激闘の疲れは(特に気持ちの面で)かなりあると思いますが、全然休ませてくれません。
もうあさっては、若松ナイター・オール女子戦の前検日です。
燃え尽きてる、なんてことのないように頼むよ。