メモリアルの上を往くメモリアル

2時過ぎにテレビつけたら、
石井のバッターボックスのときにいつものヒッティングマーチじゃなく
蒲田行進曲が流れてました。


大昔のホエールズを思い出す曲鳴らして何やってんの!?
とびっくりしてたら、今日は加藤博一さんのメモリアル試合やったんですねえ。
そういえば蒲田行進曲ってヒロカズさんのヒッティングマーチやったんか・・・。


そんなメモリアルを誰もが忘れてしまうような別のメモリアル試合になっちゃって、
金本も謝っとかなあかんかもねえ。
まあヒロカズさんのことだから、
「いいのいいの。カネが2000本達成した試合はオレの追悼試合だった!って自慢するから」
って言ってくれそうですけど。


4/12(土) 横浜 対横浜5回戦

阪神  100 200 201  6
――――――――――――――――――――
横浜  012 000 000  3

勝 渡辺(1−0)  S 藤川(8S)  負 寺原
HR 村田

「牛にひかれて善光寺詣り」という言葉があるけど、
今日の金本はまさしく「新井にひかれて2000本目」だった。
犠打やエンドランばかりがアシストじゃない。
先に勝ち越しのヒットを打って、しかも3塁まで走る。
これで金本に「ローリスクハイリターン」の鉢が回ってきた。


イニングが7回ともなれば、
横浜サイドは「1点勝ち越されたら負け」という切羽詰った心境になる。
これが非常に大事。
新井にタイムリーを打たれた時点で、寺原はかなり戦意を失ったはず。
そこへもってきて球数が増えて球威も落ちてきていた。
完全にお膳立ては揃っていたと言える。


だから、今回苦しみながら2000本目を達成した裏には、
新井だけでなく、日本一のリリーフ陣の功績を忘れてはならない。
いつもなら他人に気を遣われるのを嫌がるアニキではあるけど、
40年間も生きてきたんだし、1度ぐらいは他人におんぶされたっていいじゃないか。


とにかくどうにかこうにか、大きな一つの区切りを付けることはできた。
金本のことだから、切り替えは誰よりも巧いはず。
明日以降大いに期待したい。


新井も自身の1000本安打達成も含め、肩の荷は降りたことだと思う。
できれば早いうちに、タイガース移籍第1号を打ってもらいたい。
今度は新井200号&金本400号の同時達成、なんかになれば最高やけどね。


金本が一区切りつけたことで、このあと真価の問われる男が一人いる。
誰かは言われなくてもわかるはず。
これから先、向こうのピッチャーは何の遠慮もなく金本を歩かせることができるわけで。
進退を賭けるつもりで闘ってもらいたい。
とりあえずストライクかボールかの判断ぐらいちゃんとやりなはれ。


※追記
大事なこと書くの忘れてた。
今日の影のヒーローはフォード
赤星の三遊間ヒットで2塁から還ってきたヤツ初めて見た。
出足は鈍いけどトップスピードは速い、競輪で言うところの「地脚型」競艇では「伸び型」
そしてスライディングも巧かった。


でもあんな簡単に制止振り切られる和田コーチの存在って・・・。