球数投げさせてアッチが損
更新をお休みしている間もタイガースはまずまずの成績。
下位チーム相手&ドル箱の東京ドームに7勝2敗ということで、まずは予定通り。
それよりも大きいのが、後ろのピッチャーに大きな負担がかかっていない点。
ジェフが早々にリタイヤして、どうなることかと思ったけど、
穴の大きさを痛感するどころか、FK+EWも理想的な間隔で使えているのがいいね。
そして今日、金本フィーバーの異様な雰囲気の中で、最大の難敵との対戦となった。
4/8(火) 甲子園 対中日1回戦中日 000 010 001 2
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阪神 000 000 30× 3
勝 アッチソン(2−0) S 藤川(6S) 負 中田
われわれ何万回と経験してるのでよ〜〜〜くわかってるんだけど、
中日側に立ってみたとき、膠着状態からやっと1点リードしたときに、
今日の中田の投球内容ほど気分悪いものはない。
その裏いきなり赤星に四球。
この回こそ平野に助けられて無得点ではあったけど、それまでの投球数も考えれば、
いずれ堤防が決壊するように崩れるのは時間の問題だった。
エースである以上無碍には代えられない。
8回表は打順が回る。そこまでは辛抱しろ・・・というつもりだったんだろうが、
その算段を見事に潰したのが矢野のヒットと、岡田の代打用兵だった。
矢野が直球をしっかり叩いたことで、もはや中田のストレートに勢いはないことが判った。
それなら桧山で十分。カウント1−3になり、
これまで中田が見せたこともないような力のない直球が来た時点で勝負あり。
桧山がきっちり引っ張り込んで、同点なお1・3塁にできたことも大きかった。
そのあとの新井。
あれが日本代表のバッティングやね。
技術と気合で内野の向こう側にねじ込むというかなんというか。
これで中田は完全にKO。
ある意味このイニングまでもたせたウチの打線がショボいぐらいだったけど。
それにしても、中盤まで、調子の上がらない中田を攻略できずに重いムードにあって、
それでも今日は何とかなるんじゃないかという気にさせたのはアッチソンのピッチングだった。
とにかくボールが低いのが見事。右打者の外へのスライダーは非の打ちどころなし。
ランナーを警戒しすぎるあまり谷繁に甘い球を投げた1球だけがもったいなかったけど、
今日の内容ならば、しばらくは大いに期待してよさそうやね。
来週火曜は観戦予定なので楽しみですわ。
忘れちゃいけないのが2度立ったアッチソンの打席。
粘って粘って粘りまくって、向こうのベンチにしてみたら頭痛くなったと思うよ。
それでもヒット打てそうな気配は全くしなかったけどね(笑)。
ナイスファイトでした。